From:宮城奈津子
姿勢の悪さが影響してまっすぐ立てない子が急増しているという特集がありました。
その原因のひとつは姿勢の悪さ。 とくに重心の位置がずれている子が多いようです。
このデータでは、【浮き指】といって 立った時に、足の指が床につかない子の状態を言うのですが。これがなんと81.7%の小学生が、すでに浮き指の状態にあるというのです。
それが原因で、椎間板ヘルニアの子がでたり、 子どもなのに、肩こりや腰痛に悩む子どもが増えているのだそうです。
姿勢をコントロールできないと、もちろん集中力もありませんし、学習の面でも、運動の面でも何かしらの弊害がでると専門家の先生も話していらっしゃいました。
姿勢を始め、こういったことを幼い頃から身につけない、 後から直そうとしても、なかなか難しいんですよね。
運動する習慣を身につける
まだ幼い時期だからこそ、今の環境にいる子どもたちの為に 最低限のバランス力と、姿勢を保つ為のクセ付けはやっておきたいものです。
そのためには、子供たちが「運動する習慣」を身につけることが大切です。
例えば、いきなり「姿勢をきちんとしなさい!」と注意したとしても、一時的には自分で矯正しますが、継続は難しいですよね。
姿勢が悪くなる原因は様々あるかと思いますが。大きな要因としては、「姿勢保持する筋力不足」が考えられます。
昔と違って、歩く習慣が減り、外で遊ぶ習慣が減り、学校へ行くのも車だったり、電車だったりで、昔と比べて便利にはなったものの、その弊害は子供たちの筋力低下にも影響しているのです。
なので、普段から体を動かす習慣を、身につける必要があるのですね。
偏った専門的な動きよりも「運動あそび」を!
ただ、習い事のような習慣をつけるだけでは、偏った筋力のつき方をしてしまいがち。そうではなく、特に幼児期は、「あそび」を中心とした動きを習慣化したほうが、人間の姿勢保持に必要な骨格を鍛えることができます。
あそびは、楽しみながら習慣化できます。
そのあそびの中でも、運動をあそび化して、習慣化することができれば。きっと小学生になっても「姿勢」が崩れることは少なくなり、浮き指に悩まされることも少なくなるでしょう。
ぜひ、今のうちから「運動あそび」を習慣化させて欲しいと思います。