子ども自身が考える環境をつくること

「モンテッソーリ教育」というのを、聞いたことがありますか?

モンテッソーリ教育というのは、自発性を促す教育法で、子どもが興味のあること、やりたいことを尊重し、大人はそれを援助する立ち位置で教育を行うというのが特徴です。

その教育法と同じように、運動あそびでもその『自立』に向けた環境をつくることを、強く意識しています。

 

特に、保育園や幼稚園の時期は、「自分で自らを成長させようとする能力」が、もっとも伸びる時期なのです。

そんな時期に、大人があれこれ指示を出してしまっていては、せっかく子どもの自立心がつくられる時期に、それを台無しにしてしまいます。

 

それは、非常にもったいないですし、後からその自立心を身につけようとも、大人になってからでは、なかなか難しくなってきます。

 

運動あそびでは、子どもの自立を促す環境をできるだけ多く作ることで、子ども達の興味のあること、やりたいこと、挑戦したいことを尊重しつつ、集団の中でのコミュニケーション能力も身につけていきます。

 

そのためには、モンテッソーリ教育のように、大人がその成長を援助する側に回り、あくまでも子どもが自らを成長させる力を、自分自身で身につけなくてはいけないのですね。

 

自ら考える能力を伸ばすために

 

運動あそびでは、このように、子ども達が、自ら考えて行動する環境をつくることを意識しています。

指導者が1から10まで教えてしまうと、子どもの「自ら考える能力」が萎縮してしまいます。

そもそも、人間というのは、「自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる」ものなのです。 それなのに、大人がすべてやってしまったり、すべて答えを教えてしまっては、自分で自分を成長させるのではなく、「大人が自分を成長させるものだ」という能力に変換してしまうのです。

 

そうなってしまっては、その子が大人になった時に、「自ら行動を起こさず、誰かの指示がないと動けない」という考えになってしまいます。

 

だからこそ、大人は、子どもの自立しようとする意思を汲み取り、その環境を確保し、子どもたちの自発的な活動を、あくまでもサポートする存在に徹しなければならないのです。

 

このように、大人が「ああしろ、こうしろ」というのではなく、時には子供達同士でメニューを考えたり、作戦を考えるなどといった「時間」を確保します。

そうやって、『自分たちでなんとかしなくちゃいけない!』という環境に、あえておくことで、子ども達の自立心が芽生えます。

そして、発言したり、友達の意見を聞いたりして、自然とコミュニケーション能力も身につきます。 これが、運動あそびの中で「積極的に環境を作り出せる」というわけなのですね。

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